関東財務局長(金商)第1756号
株式会社G&Dアドヴァイザーズ

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2021年12月3日

相場の見立て・展望(12月3日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
前回の当コラムでは、「今後は、75日移動平均線と200日移動平均線両線を上回るまでは、慎重な運用スタンスで相場に臨むべきでしょう。」としました。日経平均は今週、終値ベースで722.05円(2.51%)下落しました。12月3日終値は28029.57円と、5日移動平均線(3日現在27964.84円)は上回っていますが、25日移動平均線(同29153.74円)、75日移動平均線(同28971.07円)、200日移動平均線(同28923.25円)全て下回っています。

今後の見通しとしては、5日移動平均線を上回っている限り、上方の25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線を目指すとみています。つまり、リバウンドです。一方、5日移動平均線を割り込むと、再び調整色が強まり、まずは12月3日の安値27588.61円を目指すでしょう。27588.61円を割り込むようだと、下値模索局面入りすると考えます。

一方、12月3日の東証マザーズ指数は前日比20.04ポイント(1.95%)高の1048.78ポイントと、8日ぶりに大幅反発しました。ですが、5日移動平均線(3日現在1061.05ポイント)、25日移動平均線(同1124.56ポイント)、75日移動平均線(同1118.85ポイント)、200日移動平均線(同1154.93ポイント)全て下回っています。200日移動平均線については、11月16日に、ようやく上抜きましたが、11月19日にあっさりと割り込みました。ですが、11月22日に再び上回り、11月24日にまた下回りました。今後に関しては、5日移動平均線を上回ることができれば、リバウンド局面入りして、25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線を目指す見通しです。

逆に、5日移動平均線を下回って推移する限り、需給は改善せず、信用買い方の追証絡みの売りが出易い状況が続く見通しです。なお、12月2日の」「マザーズ銘柄の信用評価損益率(松井証券店内)」では、マザーズ信用買い評価損益率はマイナス28.47%でした。信用評価損益率に関しては、信用買い方の評価損益率がマイナス20%を下回ると「追証」が発生する水準となり、マイナス20%前後で底入れの目安、反対に0%に近づくと天井圏に達したとみなされます。その判断基準に従えば、現在のマザーズ市場は「売られ過ぎで、大底圏」と言えるでしょう。

ただし、12月にIPO(新規株式公開)する企業数は33社と、単月では1991年11月以来30年ぶりの高水準になる見通しです。現在のように、東証マザーズ指数が低迷している状況では、「12月のIPOラッシュ」は需給面で相当な悪材料と認識しています。今後、多くの個人投資家が、IPO銘柄の購入資金を、新規資金ではなく、保有株式の売却によって捻出する可能性が高いとみていからです。また、例年12月中旬以降、年内受け渡し最終日まで、個人投資家が節税売りを出し続けます。売られる対象は、評価損の大きい銘柄です。このため、師走相場で売られる銘柄は、チャートが悪化した値動きの悪い「弱い銘柄」です。このため、師走相場では、「強い銘柄」だけを順張りで弄るように心掛けましょう。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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