こんにちは伊東です。
4/1に発表になった新元号「令和」平成に代わる次の元号となる予定で、大化から数えて248番目の元号として決定しました。
新元号の出典は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」と言うことで全国の書店では万葉集が改めてすごく売れているようです。
また安倍総理は談話で、「令和」という元号に込めた意味について、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」と述べたようです。
新しい元号は、4月30日の天皇陛下が退位に伴い、新天皇が即位する5月1日午前0時に施行されるとされており改めて新時代の幕開けとなるのはゴールデンウイーク中という事になるようです。
今週に入り相場の方は海外の株高もあり日本株も出遅れ気味では御座いますが、ご祝儀相場のような展開となり日経平均は21700円台に乗せ約50円ほど平均株価は上昇しております。
昨年末世界中に不安をもたらした米国の中国への関税問題はここにきてかなりニュアンスは和らぎ進展の模様が見えてきたことにより、米国、中国、ドイツと言ったような先進国の株価指数が200日移動平均線を突破して参りました。
日本株の方は、比較的中国関連株の機械セクターや半導体セクターと言ったような大型株が堅調な推移となっておりますが、逆に大型連休を控え個人投資家は様子見ムードが強く新興市場銘柄はバイオなど先駆した銘柄群が利確に押され気味の状況で軟調なようにも感じます。
しかしながら、全面安や総悲観ムードにはなっておらずどちらかと言いますと物色の矛先が多少変化しているようです。
ここから先新時代の幕開けと言うことにより、連休明け以降はやはり「テーマ株」に魅力が出てくると考えられます。
テーマ株はやはり未来を予測した銘柄の物色が多く、現実の部分の銘柄を買うと言うよりも未来型を予測した銘柄の飛躍が大きく相場を成長させます。
ロボット、AI、クラウドなどは近未来において大きく変化をもたらすと考えます。
ここから先の未来がどのような時代の幕開けとなるのかは我々株に精通するものとしましてはワクワクしますね。
さて今現実に巷で騒がれ始めましたのは「紙不足」これは新時代の幕開け元号の変更、4月新年度入りなどの影響もあるようですがやはり米国の中国への関税が影響をもたらしているようです。
これまで中国は米国の古紙の受け皿として全て輸入していたようなのですが米国の対中関税の導入により米国の古紙を輸入せず、日本の古紙を輸入しているそうです。
これにより日本では古紙が全くなくなったようで、これまで製紙会社などでは世界的なペーパーレス化により工場の閉鎖や、業務の縮小を行った為、圧倒的に国内の「紙不足」となってしまったようです。
これにより製紙会社の株がぴくぴくしているように感じますね〜これも先見性ですかね〜
【3953】大村紙業 上値の重さも感じますが明確に75日移動平均線を抜ければ面白いかもしれませんね。
それではまた来週お会いしましょう。
2019年4月5日
【4/5】先新時代の幕開け
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。