こんにちは伊東です。
やはり少し残念な動きとなってしまうNY市場の株価はインフレ懸念を一番気にしているようで今後の利上げのペースをはやめるのではないかと言う事がマーケット関係者の中で一番大きいようですね。
しかしながらFRBの考えの先はやはり雇用と賃金なのですが、先日のようにあまり株価が下がれば今度は消費減退による景気減速懸念となるわけで綱引きがとても難しいのでしょう。
日本では昨年からの約40年ぶりの物価上昇が続き今年5月の企業物価指数は前の年の同じ月と比べて9.1%上昇。
前の年の水準を上回るのは、15か月連続となるわけで、これまで数十年間上がらなかった物価が漸く上がりだした事は大変良い傾向なのかと思いますね。
後はサラッリーマンの給与が上昇すればいうことなしなわけで、世界でも唯一と言いますか金利の上げない国は日本ぐらいしか思いつかないんです。
本来そうなれば日本の株を世界の富裕層が買うと言う構図は明らかになりつつあり、元東証一部のの大型株のトレンドは大変良いですね。
国内ではようやくコロナが明けだし、まだまじめな日本人はマスクを外せずにおりますがこれが今後マスクを外して堂々と歩ける日が来たら本当の景気復活となるのではないかと思いますね。
日本株が先行し始めた今回のリバウンド相場は明らかに日本が好感されているように思え先週分の海外勢の日本株への買い付け金額は6249億とかなり大きな数字になっているんです。
しかしながら面白い事に今日本株を売って米国などの株を買っているのはどうやら日本人の投資家らしく買い付けた金額はなんと8兆円だそうです。
米国のファンドや海外の資金が日本株に向かっている最中に日本人がトップから下がり続けている米国株を大量に買うって本当に投資行動と言うものはわかりませんね。
低金利でお金が借りれ、物価が緩やかに上昇し始めた国の株価って本来魅力的なはずなので、何もしない検討ばかりしている総理大臣のキッシーはなんか上手くいってしまいそうですねww
NYダウと、日経平均が30年以上ぶりにクロスする日は近そうですね~
今週も皆様お疲れさまでした。
2022年6月10日
【6/10】金利を上げない国
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。